2014/09/15(月)kv-0.4.9

kvライブラリを0.4.9にアップデートしました。

今回は、ポアンカレマップや周期解などの常微分方程式の射撃法による精度保証付き解法の使い方の解説を頑張って書きました。他にも、KrawczykやODEのcallbackの解説を加筆しています。

ライブラリ本体は、ode-affine.hppのステップ幅コントロールのバグfix、gamma関数の改良などです。gamma関数の負の領域の実装が手抜きで極値を含むような大きめの区間を与えたときに非常に大きな区間が返ってきていたのですが、きちんと極値を意識した実装にしました。このためにtrigammaの作成が必要になったのでこれも作成しました。内部ではdigammaのゼロ点をKrawczyk法で精度保証しています。

今日から山梨で研究会です。この研究会についても書けることがあれば書きたいと思います。
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