2020/04/21(火)Ubuntu 20.04 インストール (5)

プログラミングに必要なツールをいろいろ入れます。

C++

sudo apt install build-essential
これで、gccなど通常のbuild作業に必要なものが入ります。gccは9.3.0でした。
sudo apt install clang
clangは10.0.0が入りました。
sudo apt install libboost-all-dev
boostはやっぱり要る。1.71が入りました。

Java

sudo apt install default-jdk
sudo apt install icedtea-netx
openjdkの11が入りました。後者はJava Web Start用。

lua

sudo apt install lua5.3
sudo apt install liblua5.3-dev
sudo apt install luajit

fortran

sudo apt install gfortran

python

この時点でpython2, python3は既に入っており、単にpythonと打つとcommand not foundでした。2はサポート終了ということで、3のみ環境を整えます。
sudo apt install python3 (既に入っていた)
sudo apt install python3-dev (既に入っていた)
sudo apt install python3-numpy
sudo apt install python3-scipy
sudo apt install python3-matplotlib
sudo apt install python3-sympy
sudo apt install ipython3
また、
sudo apt install python-is-python3
とすると、単にpythonと打ってpython3が起動できるようになります。

octave

sudo apt install octave
sudo apt install liboctave-dev
5.2.0が入りました。普通に起動するとCUIで、--guiを付けるとGUI版が起動するようになった模様。liboctave-devはIntlabを使うときに必要になります。
(2020/5/6追記: パッケージングのミスなのか、マルチコア環境で行列積が固まってしまう現象が見られています。改善を望む。)

Julia

sudo apt install julia
流行の兆しのあるJulia。18.04のときはパッケージには無かったです。1.3.0が入りました。
(2020/4/24追記: Release版では1.4.1が入りました。)

gmp,mpfr

sudo apt install libgmp-dev
sudo apt install libmpfr-dev
それぞれ6.2.0と4.0.2が入りました。

-m32で32bit binaryを作れるように

sudo apt install gcc-multilib
sudo apt install g++-multilib
とりあえずここまで。octaveやnumpyに関係するatlasやopenblasは後で。

2020/04/21(火)Ubuntu 20.04 インストール (4)

vi大好きなのでvimを入れます。
sudo apt install vim
また、~/.vimrcを、
set encoding=utf-8
set fileencodings=iso-2022-jp,euc-jp,sjis,utf-8
filetype indent off
という内容で作成しました。これにより、
  • 日本語のファイルを認識させる。デフォルトのコードがUTF8になり、JIS、EUC、SJISコードのファイルも自動認識して編集できるようになる。
  • 18.04からvimが賢くなってファイルの拡張子に応じて自動でインデントしてくれるようになったが、自分はエディタが勝手に何かするのが嫌いなのでそれを止める。
を設定しています。

2020/04/21(火)Ubuntu 20.04 インストール (3)

普段研究で作成する文書類はすべてubuntuで書いています。TeX系のソフトウェアが安定して使えるかは重要。
sudo apt install texlive-lang-cjk
sudo apt install texlive-fonts-recommended
sudo apt install texlive-fonts-extra
sudo apt install xdvik-ja
普段、platexでコンパイルして、dvipdfmxでpdfにして、evinceで見ています。xdvikはもう要らないかな。

(2021/4/21追記) 日本語フォントを埋め込むときは dvipdfmx -f ptex-ipa.map hogehoge.dvi としてます。正しいかどうかは知りません。

その他文書作成関連のソフトウェアをついでに入れました。
sudo apt install gv
sudo apt install nkf
sudo apt install gnuplot
sudo apt install tgif
sudo apt install gimp
sudo apt install inkscape
sudo apt install mimetex
sudo apt install latexdiff
sudo apt install diffpdf
sudo apt install pdftk-java
pdftk (pdfからページを抜き出したりできるツール) は18.04では消されていたものが復活しました。

2020/04/21(火)Ubuntu 20.04 インストール (2)

vmware toolsは、vmwareのゲストで
  • デスクトップのリサイズ、
  • ホストOSとのクリップボード共有(文字列のコピペが出来るようになる)、
  • フォルダ共有
などを実現するもので、ゲストOSへのインストールはほぼ必須です。vmware標準で提供されるものは無視してopen-vm-toolsを入れるのがお薦めです。18.04のときと違って、自動的にインストールされ、スクトップのリサイズもクリップボード共有も最初から動作していました。もしそうなっていなければ、
sudo apt install open-vm-tools-desktop
としましょう。

共有フォルダは、vmwareの「設定→オプション→共有フォルダの有効化」で共有フォルダを有効にして再起動。
sudo vmhgfs-fuse -o allow_other -o auto_unmount .host:/ /mnt/hgfs
で/mnt/hgfs以下にマウント出来ました。永続的にmountするには、/etc/fstabで
.host:/ /mnt/hgfs fuse.vmhgfs-fuse allow_other,auto_unmount,defaults 0 0
と書くとよいでしょう。

2020/04/21(火)Ubuntu 20.04 インストール (1)

Ubuntu 20.04が間もなくリリースされます。

18.04以来2年ぶりのLTS (Long Time Support)で、5年間のサポート期間があります。半年毎にアップデートするのは面倒なのでLTSを愛用しています。

というわけで、20.04のインストールメモです。20.04betaを使って試しました。多分リリース版でも変わっていないと思います。betaでもとても調子がよく、また過去の例ではbetaを入れてもアップデートを繰り返していれば自然とリリース版と同等になるそうで、このまま使い続けるつもりです。

Ubuntu 20.04 LTS (Focal Fossa) Betaから、ubuntu-20.04-beta-desktop-amd64.isoをダウンロードしました。数日以内にベータでなくなるはずです。

VMwareで作業しました。新規仮想マシンの作成→標準→後でOSをインストール。仮想マシンの種類はLinux Ubuntu 64bit。ディスクはデフォルトの20Gじゃ少ないので512Gに増やしました (ここを多くしても実際に仮想マシン内で使用しない限りホストマシンのディスクを圧迫することはありません)。メモリはとりあえずデフォルトの2Gで (こちらは大きくするだけホストマシンのメモリを食います)。仮想マシンの設定でisoをマウントし起動。
  • 言語は「日本語」を選び、「Ubuntuをインストール」をクリック。
  • キーボードレイアウトは「Japanese」「Japanese」
  • 「通常のインストール」を選ぶ。
  • 「Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする」、「グラフィックスとWi-Fiハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする」をチェック
  • 「ディスクを削除してUbuntuをインストールする」を選ぶ。
  • 「インストール」をクリック。
  • TimeZoneは「Tokyo」を選ぶ。
  • 「ログイン時にパスワードを要求する」を選ぶ。
インストールは全く問題なく終了しました。

とりあえず端末を出すには、右下のBCGの痕みたいなアイコンをクリックして「端末」を選びます。右クリックして「お気に入りへ追加」するといいでしょう。

日本語をかな漢字変換で入力するには、インストール直後の一回だけ、右上の「ja」をクリックして、「日本語(Mozc)」を選ぶ必要があります。

(4月24日追記)

4月23日に、予定通り20.04LTSが正式にリリースされました。

Ubuntu 20.04 LTS (Focal Fossa)から、ubuntu-20.04-desktop-amd64.isoをダウンロードすればいいです。このインストール日記(1)-(10)の手順を全てやり直してみましたが、Juliaのversionが1.3.0から1.4.1に変わっていた以外は特に違いはありませんでした。

なお、beta版に対して、「ソフトウェアの更新」をかけたところ、/etc/os-releaseが、
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu Focal Fossa (development branch)"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal
から、
AME="Ubuntu"
VERSION="20.04 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 20.04 LTS"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal
に変わって、ちゃんとリリース版になったようです。
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