最終更新: 2013/10/06

boostとは


boostとは、C++の巨大なテンプレートクラスライブラリ集である。 C++はオブジェクト指向言語に分類されるが、それ以上にテンプレートによる 記述力が他の言語の追随を許さぬレベルにある点が特色である。

テンプレートとは、簡単に言えば、変数の型を未定にしたまま クラスや関数を定義する機能である。C言語のマクロ機能を発達させたものという 見方も出来る。

C++にはSTLと呼ばれる標準テンプレートクラスライブラリがあるが、 boostはそれに飽き足らぬ人達が標準化を待たずに勝手に開発した テンプレートの集合体である。

boostの和書として、

が出版されている。

boostのインストール方法は、使用環境によって違うのでそれぞれ調べて下さい。 パッケージ管理システム (apt-getやyumなど) が使えるなら、 それでインストールするのが簡単。例えば、

また、本ライブラリはboostのheader fileしか使っていないので、 本家からパッケージを落としてheader fileだけを抜きだしておき、 それを-Iで指定すればそれで問題なく動く。