最終更新: 2026/5/30

Getting Started


kvライブラリをインストールしてサンプルプログラムを動かすまでの手順の例です。

kvはheader only, c++とboostが必要、場合によってはmpfrが必要、で通じる人は 以下を読まなくて大丈夫と思います。

1. kvライブラリのインストール

アーカイブ kv-0.x.xx.tar.gz を展開すると、
LICENSE.txt  README.txt  example  kv  test
が出てきますが、ライブラリはkv directoryが本体です。 適当な場所にコピーして下さい。unix系であれば典型的な場所は /usr/local/include です。小さいので、working directoryに 一緒に置いておくのでも構いません。 /usr/include, /usr/local/includeなどコンパイラが自動で見つけてくれる 場所以外に設置した場合は、コンパイル時に
-I.
-I/home/username/include
などオプションをつけてインストール場所を教えてあげてください。

2. 依存ライブラリのインストール

kvライブラリの利用には、C++コンパイラの他に、 The Boost C++ Libraries がインストールされていることが必要です。 また、mpfrを両端に持つ区間演算を使う場合は、 The GNU MPFR Library も必要です。 典型的なインストール方法は以下の通りです。 (mpfrも必要なら括弧内も実行)

2.1 Linux

UbuntuなどDebian系のディストリビューションなら、
sudo apt install build-essential
sudo apt install libboost-all-dev
(sudo apt install libmpfr-dev)
FedoraなどのRedHat系のディストリビューションなら、
sudo dnf install gcc-c++
sudo dnf install boost-devel
(sudo dnf install mpfr-devel)

2.2 macOS

(Homebrewを前提にしています。)

2.3 Windows + Visual C++

(WSLを使うならばLinuxの場合のインストール方法に従います。WSL利用がお勧めです。)

3. サンプルプログラムの実行

アーカイブを展開したままの状態で、testディレクトリにいるとします。 すなわち、kvは".."にあります。別の場所にある場合は適宜置き換えてください。

3.1 Linux

c++ -O3 -DNDEBUG -I.. test-interval.cc
mpfrを使うプログラムの場合は、
c++ -O3 -DNDEBUG -I.. test-impfr.cc -lmpfr

3.2 macOS

(g++15の部分は、実際にインストールされたバージョンに合わせて下さい。)
g++-15 -O3 -DNDEBUG -I.. test-interval.cc
mpfrを使うプログラムの場合は、
g++-15 -O3 -DNDEBUG -I.. test-impfr.cc -lmpfr

3.3 Windows + Visual C++

(kv, testと同じ場所にvcpkg_installedが見えているものとします。 違う場合は適宜置き換えてください。)
cl /EHsc /O2 /I.. /I../vcpkg_installed/x64-windows/include test-interval.cc
mpfrを使うプログラムの場合は、dllにpathを通す必要があります。まず、
set PATH=%PATH%;../vcpkg_installed/x64-windows/bin
してから、
cl /EHsc /O2 /I.. /I../vcpkg_installed/x64-windows/include test-impfr.cc /link /LIBPATH:../vcpkg_installed/x64-windows/lib mpfr.lib