2017/05/07(日)だいたい国道2号自転車旅
このGW、9連休だったので、長い休みでないと出来ないことをしたいと思って、大阪発で西へ西へ自転車で向かってみました。
- 長い休みはGWかお盆休みしかなくて、西の方はお盆休みは暑すぎて無理なので、GWに行くしかない。
- 以前(11年前)に国道1号で大阪まで自転車で行ったことがあるので、その続き(国道2号)を一度走ってみたかった。
4月29日(土)
夕方荷造りして自転車で東京駅へ。新幹線に載せて新大阪へ。夜10時頃新大阪着。25.97km。
4月30日(日)
新大阪から少し迷いつつ、梅田の国道1号から2号に変わる交差点へ。ここから2号を西へ向かう。体は重いが、だらだら走ってやがて神戸に。震災慰霊碑など。
明石着。明石と言えば東経135度。マンホールにも135って書いてあった。
昼を食べながらこの日のゴールを考えた。ゴールは姫路、相生、赤穂温泉あたりが考えられたが、姫路では少し近すぎと思い、赤穂温泉に宿を予約した。が、どうもgooglemapの操作をミスっていたらしく、赤穂温泉は予想よりも20kmほど遠いことに走りながら気づく。こういう旅のときは基本的に景色を楽しみながら走りたいので夜間走行はしないポリシー。しかし、少し頑張らないと日没前に赤穂温泉に着くか怪しい。
時間が無いので姫路城は1分でスルー。
赤穂市は国道2号を離れ国道250号へ。地形は山がちになり、標高100m程度のプチ峠を越え、何とか日没前に到着。
この日の走行距離は135.74km。体が慣れるまでは抑え気味で行こうと思っていたのに、少し走り過ぎた感。宿が思いの外いい宿で、温泉サイコーで、このままここに滞在したい気分に。
5月1日(月)
いい宿に後ろ髪をひかれつつ、出発。とりあえず市内を少し回った後、先へ向かう。軽く峠を越えて、岡山県に入る。
岡山市街地で見かけた。点字ブロック発祥の地だそうだ。
この日のゴール、倉敷では近すぎ、福山では少し遠いと思ったが、頑張って福山まで行くことにした。
国道2号の200kmポスト。
福山市からは広島県。岡山県は一日で走り抜けてしまった。
福山着。駅前のビジホの窓から福山城がとてもよく見えたのには驚いた。
この日の走行距離は122.45km。またも少し長め。この日の宿もとても快適だった。
5月2日(火)
朝もきれいな福山城を窓から見て出発。すぐに尾道市に入る。しまなみ海道は以前走ったことがあるのでスルー。
原田知世の「時をかける少女」の撮影に使われた学校らしい。
出発して以来ずっと、国道2号走りづらいなあと感じていたところで、こんな看板を見て海沿いを行った方が楽しいだろうと予想、国道185号で呉方面に向かうことにする。
国道185号は予想通りとても走りやすく、景色も最高。
竹原市に入る。竹原には江戸時代の町並みを保存した地区があり、「時をかける少女」の大半は尾道ではなく竹原で撮影されたらしい。確かにこんな感じだったような気がする。
最後は1700mもの長いトンネルを通って、呉に到着。
そして呉と言えば、「この世界の片隅に」の舞台。駅ビルの中を探索してみたところ、あちこちで押してるのが分かる。
この日の走行距離は109.70km。割と観光モードでした。脳内BGMはずっと原田知世の「時かけ」。
5月3日(水)
さて、1日2日が休みでなかった人にとってはこの日から本格的にGW。で、検索してみると、先へ進もうにも山口県内の宿が全く見つからない。仕方がないので今日は広島市街地までとし、疲労も溜まっているので休養も兼ねて観光モードに。まずは「この世界の片隅に」聖地巡礼。
灰ヶ峰は街のどこからでも見える。かつてここに高射砲があった。
小春橋。ただの橋である。
このへんも映画に出てきた気がする。
歴史の見える丘。港を見下ろせ、戦艦大和を建造したというドックも見える。
その歴史の見える丘の近く、映画中で最も悲しい場面はここで起きたという設定らしい。
大和ミュージアムと海上自衛隊史料館。
大和の甲板の1/4と同じ大きさの広場らしい。
映画に出てきた三ッ蔵。
山の上に登って行って、主人公の家の最寄りのバス停「辰川」を目指す。
今はバス停から港を見下ろすことはできない。
そこで、更に上の住宅地を探索して、港を見下ろせる場所を探してみた。
さて、呉観光はこのくらいにして、広島市街地へ向かうことにした。30kmほど。
広島城。
原爆ドーム。
相生橋。
平和記念公園。
カープ戦のある日だけ提供されるという超絶カロリー食、ミートソースカツスパゲッティを食べた。
この日の走行距離は54.99km。完全観光モードの日でした。
5月4日(木)
前日宿が無くて広島停滞を余儀なくされたが、この日は検索してみると宇部に宿を発見。しかし、ここから宇部までは180kmもある。ここまでの実績を考えると日没前に180kmは厳しそうだが、仕方が無いので気持ちを切り替えて頑張ってみることにする。まとまった食事はとらず、2時間に一度計画的にコンビニでパンとコーラでカロリーを補給する作戦で。岩国で山口県に入る。有名な錦帯橋を見る余裕なし。
かなり距離は長くなるが、国道2号より快適に走れるであろう海沿いの国道188号を行くことにする。大変すばらしい道で、テンション上げて快走できた。昔よく走っていた頃の感覚が少し蘇ってきた感じ。野生解放(笑)。
関東では全くみないけど西日本ではやたらとみる印象的な看板。
いよいよゴールの北九州まで100kmを切った。
国道190号へ分岐し、何とか宇部に到着。
この日の走行距離は実に189.20km。200kmオーバーは過去に何度かあるが、みんな夜間走行を含んでいるので、多分日没前にこれだけ走ったのは初めて。サイコンのaveも22km/hを超え、最近の中ではそれなりに速かった。走り出しが7:30、到着が18:30なのでちょうど11時間。いわゆるブルベの200kmは13時間半が制限時間と聞いているので、このくらいのペースなら楽に完走できる、ということか。途中のコンビニ休憩は10:00, 12:00, 14:00, 16:00と2時間おきだった。
5月5日(金)
最終日は距離が短いのでとても気楽。どんどん関門橋が近づいてくる。自転車は橋は通れないので、人道トンネルで九州に渡る。
国道2号終点の交差点へ。いつかこの続きの国道3号も走るのだろうか。
小倉駅で自転車を畳んで新幹線に載せ、帰宅。
ここまでの走行距離は57.54km。
以上、天気に恵まれ(全く雨に遭わなかった)、充実した旅でした。走行距離は、新大阪-小倉間で669.62km、自宅と東京駅の間の往復も合計すると、722.36km。走ってるうちに少しずつ体力が戻ってくる感じは楽しかったけど、どうやって現実に帰ろうかのう。