2014/12/25(木)kv-0.4.16
今回は特に大きなバグが見つかったわけではありません。
- Smithの定理を使ったDKAの精度保証版を作ってみた。
- gamma関数を少し整備した。
- defint-singular.hppの中にひっそりとある端点特異性を持つ関数の積分に、ステップ幅を自動調節するversionを追加した。
某所でLaguerre関数を含む凶悪な(?)数値積分が話題になり、その計算できちんと精度を出すためにいろいろと試行錯誤した結果が反映されています。
この積分を通じて、kvライブラリの欠点が見えてきました。
- この積分は全体を超高精度で行えばちゃんとまともな精度保証結果が出ることは分かっているが、それは現実的に無理。
- 高精度が必要なのは全体のある一部分だが、kvライブラリはworking precisionを全体で一斉に変えることを想定していて、一部分だけ計算精度を変える混合精度計算が書きづらい。